セルフ給油で給油ノズルをずっと握らない人をたまに見かけます
これは、給油中にレバーを握り続けなくても、自動的に給油が継続されるようにするための部品があるるセルフのみに有効です。
役割: 給油作業者の負担を軽減し、給油中に他の作業(窓拭きなど)を行えるようにします。また、一定の流量で給油を続けることができます。 仕組み: 給油ノズルを車の給油口にしっかりと差し込みます。 給油ノズルのレバーを握って給油を開始します。 レバーを握った状態で、レバーの根元付近にあるラッチ(小さな金属製の爪や突起)を、給油ノズルの本体側にある数段階の溝(または給油口の縁の突起など)に引っ掛けます。 ラッチが固定されると、レバーから手を離しても給油が継続されます。 給油が満タンに近づくと、ノズル先端のセンサーがそれを検知し、自動的に給油が停止する仕組みになっています(オートストップ機能)。
理由: 吹きこぼれ防止: 利用者が給油中にその場を離れてしまい、万が一オートストップ機能が正常に作動しなかった場合に、ガソリンが吹きこぼれる危険性を防ぐため。 静電気による火災防止: 利用者が給油中に車に戻るなどして静電気を帯び、再びノズルに触れた際に火花が発生し、引火するリスクを避けるため。
現状: 多くのセルフスタンドでは、給油ラッチが物理的に固定されて使えないようになっているか、最初からラッチ自体が取り外されています。 そのため、セルフスタンドでは給油中、ご自身でレバーを握り続ける必要があります。
必ずオートストップ機能が作動することを確認する: 満タンになる前に給油を止めたい場合は、手動でレバーを戻してください。 給油中はノズルから目を離さない: 万が一の事態に備え、常に給油状況を確認できるようにしてください。 給油口にしっかりノズルを差し込む: 差し込みが浅いと、オートストップが正常に機能しなかったり、ガソリンが吹きこぼれたりする可能性があります。
給油ラッチは、給油ノズルのレバーを固定し、手を離しても給油を続けられるようにする部品です。 日本のセルフスタンドでは、安全上の理由から給油ラッチの使用が禁止されており、自分でレバーを握り続ける必要があります。 フルサービスのスタンドでは、従業員が使用することがあります。