大切なデータを守る!SDカード/microSDカードの健康診断 おすすめツール5選
スマートフォン、デジタルカメラ、ドライブレコーダー、携帯ゲーム機… SDカードやmicroSDカードは、今や私たちのデジタルライフに欠かせない記憶媒体です。手軽に大容量のデータを保存できて非常に便利ですが、その一方で、突然の故障やデータ消失のリスクと隣り合わせでもあります。
なぜSDカードの状態チェックが必要なのか?
物理的なダメージ: 曲がり、水濡れ、端子の汚れや酸化 論理的なエラー: ファイルシステムの破損、読み書き中の予期せぬ中断 静電気による破損 粗悪品や容量偽装品: 表示されている性能や容量が出ていない
SDカードの状態を確認できるおすすめツール5選
テストを実行する前には、必ずSDカード内の重要なデータをバックアップしてください。特に書き込みテストを行うツールは、カード内のデータを消去する可能性があります。 ソフトウェアの利用は自己責任でお願いします。
提供元: 株式会社アイ・オー・データ機器 特徴: アイ・オー・データ製のSDカードやUSBメモリの健康状態を診断できるメーカー純正ツール。「書き換え回数」や「ステータス」を確認でき、交換時期の目安を知るのに役立ちます。自社製品向けですが、安心して使えるのがメリットです。 主な用途: アイ・オー・データ製カードの寿命診断、状態確認 リンク: https://www.iodata.jp/product/app/storage/shindanmireru/
提供元: Transcend Information, Inc. 特徴: Transcend製のSDカードの健康状態や推定寿命(書き換え回数に基づく)を確認できるツールです。こちらもメーカー純正ツールであり、Transcendユーザーにとっては信頼性の高い診断が期待できます。 主な用途: Transcend製カードの寿命診断、健康状態チェック リンク: https://jp.transcend-info.com/support/software/sd-smart-toolbox
提供元: Misha Cherkes (フリーソフト) 特徴: USBメモリやSDカードなどのフラッシュメモリに対して、読み書きテストを行い、エラー(不良セクタ)がないかチェックできる汎用的なフリーソフトです。アクセスタイプ(一時ファイル使用 or 論理ドライブとして)やテストの種類(読み込みのみ or 読み書き)を選択できます。エラーチェックに特化しています。 主な用途: 不良セクタの検出、読み書きエラーの確認 リンク: https://freesoft-100.com/review/check-flash.html (日本語の解説・ダウンロード紹介ページ)
提供元: Heise Medien GmbH & Co. KG (ドイツの出版社) 特徴: SDカードやUSBメモリなどの記憶媒体が、本当にその容量を持っているか(容量偽装でないか)、そして全領域にわたって問題なくデータの読み書きができるかを確認するための定番ツールです。指定した領域全体にテストデータを書き込み、それを読み出して検証します。特にネットオークションや怪しい通販で購入した安価な大容量カードのチェックに有効です。インタフェースは英語かドイツ語ですが、使い方は比較的シンプルです。 主な用途: 容量偽装の検出、カード全体の読み書き信頼性テスト リンク: https://www.heise.de/download/product/h2testw-50539 (公式サイト、ドイツ語/英語)
提供元: SD Association 特徴: SDアソシエーション(SD規格を策定している団体)が提供する公式のフォーマットツールです。これは直接的なエラーチェックツールではありませんが、SD/SDHC/SDXCカードを**最適な状態にフォーマット(初期化)**するために使用します。OS標準のフォーマット機能よりも互換性問題が起こりにくく、原因不明のエラーが発生する場合に試してみる価値があります。フォーマットにより論理的なエラーが解消されることもあります。 主な用途: SDカードの適切なフォーマット、互換性問題の解消、論理エラーの修復(初期化による)
もしエラーが見つかったら?
データの救出: まずは残っているデータをPCなどにバックアップしましょう。もしデータが読み出せない場合は、データ復旧ソフトを試したり、専門のデータ復旧業者に相談したりすることを検討してください。 カードの交換: エラーが出たカードを重要なデータの保存に使い続けるのは危険です。新しい、信頼できるメーカーのSDカードに交換することを強く推奨します。 保証の確認: 購入して間もない場合は、メーカー保証の対象となる可能性があります。購入時のレシートや保証書を確認してみましょう。