普段何気なく使っているMicrosoft Outlookの予定表。いつものようにTeams会議を設定しようとしたら、リボンにあるはずの「新しいTeams会議」ボタンがどこにも見当たらない。そんな経験はありませんか?
これは、OutlookとTeamsを連携させるための重要なアドイン「Microsoft Teams Meeting Add-in for Microsoft Office」が、何らかの理由で無効になったり、削除されてしまったりした場合に起こる現象です。
今回は、この「Microsoft Teams Meeting Add-in for Microsoft Office」を誤って削除してしまった筆者が、問題を解決するまでの手順をブログ記事としてまとめました。同じようなトラブルでお困りの方の助けになれば幸いです。
発端:忽然と姿を消したTeams会議ボタン
ことの始まりは、Outlookの動作が少し重いと感じたことでした。アドインを整理すれば軽くなるかもしれない、と考えたのが運の尽き。不要そうなアドインをいくつか無効化、削除していく中で、必要ないと考え「Microsoft Teams Meeting Add-in for Microsoft Office」を削除してしまったのです。
解決への道のり:Teamsの再インストール
アドインを再度有効にしようと試みましたが、アドインの一覧に表示されないため、どうすることもできません。そこで、根本的な解決策としてMicrosoft Teams自体の再インストールを行うことにしました。
手順は以下の通りです。
ステップ1:Microsoft Teamsの完全アンインストール
まず、既存のMicrosoft TeamsをPCから完全にアンインストールします。ここで重要なのは、関連するプログラムをすべて削除することです。
Windowsの「設定」から「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開きます。
検索ボックスに「Teams」と入力し、表示されたアプリをアンインストールします。多くの場合、以下の2つをアンインストールする必要があります。
これにより、Teams本体とインストール支援プログラムの両方が削除され、クリーンな状態になります。
ステップ2:Microsoft Teamsの再インストール
次に、Microsoft Storeから新しいMicrosoft Teamsをインストールします。
Microsoft Storeアプリを開き、「Microsoft Teams」を検索します。
最新版のMicrosoft Teamsをインストールします。
公式サイトからデスクトップアプリをダウンロードしてインストールする方法もあります。
ステップ3:アドインの復活を確認
Teamsの再インストールが完了したら、Outlookを起動して確認します。すると、自動的に「Microsoft Teams Meeting Add-in for Microsoft Office」が再インストールされ、無事Outlookのリボンに「新しいTeams会議」ボタンが復活しました。
まとめ
もしOutlookからTeams会議のアドインが消えてしまった場合、まずはアドイン設定を確認し、無効になっていないか見てみましょう。それでも解決しない場合は、今回ご紹介したMicrosoft Teamsの完全なアンインストールと再インストールが有効な手段となります。
特にアンインストールの際に、「Microsoft Teams」と「Teams Machine-Wide Installer」の両方を削除する点がポイントです。この手順を踏むことで、アドインが正常に再インストールされ、問題が解決する可能性が高まります。
日々の業務に欠かせないツールだからこそ、いざという時のために、この解決策を覚えておくと安心です。