生成AIの裏側のリスク:WormGPT 4とKawaiiGPTが示すサイバー犯罪の変化
WormGPT 4 と KawaiiGPT は、要するに「最初から悪用目的で使われることを前提にした、ガードレールのないLLM」とされるAIです。ただし、大事なのは危険な使い方の手順を知ることではなく、どういう脅威なのかを理解することです。
まず結論から言うと
これらは普通の生成AIと違って、安全制限がほとんど無い、または意図的に外されているため、詐欺文面の作成、攻撃の自動化、悪意ある作業の効率化に使われやすいとされています。
WormGPT 4とは何か
ざっくり言うと、WormGPT 4は「犯罪用途向けに売られているAIチャットボットの系譜」として扱われています。
WormGPTは2023年頃に出現して一度消えたものの、2025年9月ごろに「WormGPT 4」として再登場したとされています。
何が問題なのかというと、普通の主要AIサービスは危険な依頼に対して拒否したり制限したりしますが、WormGPT 4は以下のような用途を想定していると説明されています。
- 説得力のある詐欺メッセージの作成
- 攻撃に使えるコードの生成
- 悪意あるプログラム作成の支援
つまり、「やってはいけないこと」を止める仕組みが弱い、または無いのが最大の特徴です。
KawaiiGPTとは何か
KawaiiGPT という名前だけ見ると冗談っぽく見えますが、悪意ある用途に使われるLLMの一つとして扱われています。
見た目やブランド名が親しみやすくても、実態としては詐欺・情報窃取・侵害行為の補助に使われうるAIだということです。
KawaiiGPTもWormGPT 4と同様に、フィッシングや侵害後の活動を支援しうる存在とされています。
ここでのポイントは、KawaiiGPTが「超高度な新技術」だから危険なのではなく、既存の攻撃手法をより簡単に、より速く、より大量に回せるようにする点です。
つまり、攻撃の質を劇的に変えるというより、攻撃の量と手軽さを押し上げるタイプの脅威として理解するとわかりやすいです。
私たちが気をつけたいこと
これからは「日本語が不自然だから怪しい」とは限りません。自然な文章でも疑うことが大切です。
特に、次のような基本的な対策が重要になります。
- メールやSMSのリンクをすぐ開かない
- 送信元をよく確認する
- 公式サイトや公式アプリからアクセスする
- 二要素認証を使う
まとめ
WormGPT 4やKawaiiGPTは、AIが犯罪の効率化に使われる危険性を示す存在として注目されています。
大切なのは名前を覚えることよりも、AIによって詐欺やフィッシングがより巧妙になる時代に入っていると理解し、日頃から慎重に行動することです。
