Rakuten AI 3.0 は無料で使える?導入方法をわかりやすく解説
日本語に特化した大規模AIモデル「Rakuten AI 3.0」。GPT-4o を日本語ベンチマークで上回る性能を持ち、しかも Apache 2.0 ライセンスで完全無料・商用利用OKという点が注目されています。
この記事では、無料で使いたい人とクラウドで運用したい人の両方に向けて、Rakuten AI 3.0 の導入方法をわかりやすくまとめます。
Rakuten AI 3.0 は「自分で動かすタイプのAIモデル」
Rakuten AI 3.0 は、OpenAIのようにAPIが提供されているサービスではありません。モデル本体をダウンロードして、自分のPCやクラウドサーバーで動かす仕組みです。
そのため、使い方は大きく2つに分かれます。
- 無料で使いたい → ローカルPCで動かす
- クラウドで運用したい → GPUサーバーでAPI化する
無料で使いたい人向け:ローカルPCで動かす
完全無料で使いたい場合は、ローカルPCで動かす方法が唯一の選択肢です。
ただし、Rakuten AI 3.0 は70B(700億パラメータ)級の超大型モデルのため、動かすには非常に高いGPU性能が必要です。
最低ラインの目安(具体的な数値):
- VRAM 40GB 以上の GPU(必須)
- NVIDIA A100 / H100 / RTX 6000 Ada などの業務用GPUが必要
- 一般的なゲーミングGPU(RTX 3060 / 3070 / 3080 / 3090 / 40xx)は VRAM 不足で不可
Rakuten AI 3.0 のモデルサイズは楽天公式の Hugging Face アカウントで確認できます。
https://huggingface.co/Rakuten
家庭用PCでの運用は現実的ではないため、多くのユーザーはクラウドGPUを利用するか、代わりに軽量モデル(7B〜8B)をローカルで動かす方法を選びます。
メリット
- 完全無料で使える
- 通信量ゼロ(スマホ節約にも最適)
- データが外に出ないので安全
デメリット
- PCの性能が非常に高くないと動かない
- PCを起動しておく必要がある
無料で使いたい人の現実的な代替案
もし自分のPCで Rakuten AI 3.0 を動かせない場合でも、軽量モデルなら無料で動かせます。
例:
- Llama 3.1 8B
- Phi-3
- Gemma 2B / 7B
- Qwen 2.5 7B
これらは VRAM の少ないPCでも動く量子化版があり、Ollama や LM Studio を使えば無料でローカルAI環境が作れます。
クラウドで運用したい人向け:GPUサーバーでAPI化
クラウドで運用したい人は、GPUサーバーを使うことで Rakuten AI 3.0 をAPIとして運用できます。
クラウドにGPUサーバーを1台立てて、そこにモデルを置くだけで、自分専用のAI APIが完成します。
構成イメージ:
GAS →(HTTPS)→ 自分のAIサーバー → Rakuten AI 3.0
メリット
- 24時間稼働
- 外出先からも使える
- GASやWebアプリと相性が良い
デメリット
- GPUサーバーは無料では使えない
- 使った分だけ課金が発生する
無料で使いたい人とクラウドで運用したい人のまとめ
● 無料で使いたい人
- ローカルPCで動かす
- VRAM 40GB 以上の GPU が必要(一般的なPCでは不可)
- 難しい場合は軽量モデルを使う
● クラウドで運用したい人
- GPUサーバーでAPI化
- GASやWebアプリと連携しやすい
- 24時間使える
どちらが向いているのか?
自宅PCで無料運用したい人はローカル推論、 外出先でも使いたい人や常時稼働させたい人はクラウドGPUでAPI化、 という選び方になります。
あなたの用途がブログ記事生成やGASアプリの自動化、ポイント管理ツールの開発などであれば、どちらの方法でも十分に活用できます。
Rakuten AI 3.0 の公式チャットサイトとモデル配布ページの違い
Rakuten AI 3.0 には、実は2種類の公式サイトがあります。
どちらも楽天公式ですが、役割がまったく違うため、ここで整理しておきます。
① 楽天公式チャットサイト(体験用)
このサイトは、Rakuten AI 3.0 をブラウザ上で無料体験できるチャットサービスです。
- 楽天公式
- ログイン不要で使える
- 無料でチャット可能
- ただし API ではない
- GAS や Webアプリからは利用できない
あくまで「Rakuten AI 3.0 を触ってみるためのデモサイト」という位置づけです。
② モデル本体の配布ページ(開発者向け)
Rakuten AI 3.0 のモデル本体は、以下の場所で無料ダウンロードできます。
こちらは開発者向けで、モデルを自分のPCやクラウドに置いて動かすためのものです。
- Apache 2.0 ライセンスで無料
- 商用利用OK
- 自分でAPI化できる
- GASやWebアプリと連携可能
つまり、こちらが「本物のモデル本体」です。
③ 両者の違いをまとめると
| 項目 | 楽天公式チャットサイト | モデル本体(配布ページ) |
|---|---|---|
| URL | https://ai.rakuten.co.jp/chat | Hugging Face |
| 用途 | ブラウザで試す | 自分で動かす |
| 料金 | 無料 | 無料(商用OK) |
| APIとして使える? | 使えない | 自分でAPI化すれば使える |
| GAS連携 | 不可 | 可能 |
あなたがブログやGASアプリで活用したい場合は、モデル本体をダウンロードして自分で動かす方式が必要になります。

